正翁寺、地球環境について
環境モデル都市横浜にある正翁寺では、大自然の恵みに感謝することを信条とし、境内の山林や草花、動物たちと共に生活しています。「CSR(企業の社会的責任)によるCO2削減」などとよく耳にしますが、正翁寺では多くのCO2を吸収し、多くのO2を発生させています。
さらに、地球温暖化防止の具体的な取り組みとして、再生可能エネルギー(自然エネルギー)である太陽光発電によるエネルギーを発生させています。
これは、購入電力の一部を代替してCO2を削減することを目的とし、新エネルギー導入促進協議会からの助成を受けて、設備を導入しました。地域の子どもたちや住民、寺院、檀信徒に新エネルギーについての理解を深めていただき、普及啓発にもつながればと思います。
さて、太陽光発電の設置を考えている方が最も気になるところ、それは設置費用や補助金、余剰電気の買い取り制度ではないでしょうか。もちろんこれは大事なこと、しかしもっと重要なことがあります。それは、「水漏れ対策」です。近年太陽光発電の普及が進み、水漏れのニュースもしばしば耳にします。せっかく高い費用をかけて環境問題に取り組もうと設置したのに、しばらくしたら水が漏ってきたのでは台無しです。
また、皆さまの大切なおうちの屋根にわざわざ穴を開けて設置するわけですから、発電効率の高いパネルを設置することをお勧めいたします。
私たちは、ついつい自分一人の力で生きているような、「おごり」の毒が回ってしまうことがあります。しかし、今、私たちがこうやって生きていられるのは、宇宙の生命活動から自分の体の遺伝子細胞にいたるまでの、全ての命の絶妙なバランスによってこうして生きていられるのです。
心臓に手を当ててみて下さい。この鼓動は、私ひとりの力で動かしているのでしょうか。いや、大宇宙のはたらきによって作られ、動かされているのです。そう、私たちは生かされているのです。
人間の幸せだけを求めるのは、もう時代遅れ。これからは仏の教えにしたがって、心の毒をデトックス(解毒)して、清らかな心で生きとし生ける全ての命の幸せを願って生きていきましょう。
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